今回は無機塗料についてお伝えします。

無機塗料の開発の経緯

塗装の技術が進歩する中で2002年に開発されたのが無機塗料です。

無機塗料の原料となる無機物は、人が作り出すものではない鉱物を言います。無機物は紫外線に強く、劣化しにくいという性質を持っていることをヒントに、塗料に応用すればより強い塗料ができるのではという期待から開発に至ります。石をイメージすると強さの部分が分かるかもしれませんね。

無機物から無機塗料へ

無機物自体が塗料向きな性質を持っていても、それだけを外壁に塗ることができないため、有機樹脂の中に無機物を混ぜるといった方法で無機物と有機物の混合塗料ともいえる無機塗料ができました。先述の通り、有機塗料(アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素)に無機物を混ぜたものを無機塗料と呼んでいます。有機無機ハイブリット塗料などと呼ぶこともあります。

無機塗料

【メリット】

・耐候性が高い

・燃えにくい

・汚れにくい

【デメリット】

・価格が高い

・ひび割れしやすい

・塗れない素材がある

・艶が消せない

無機塗料の落とし穴

「無機塗料」という商品の中にも、ベースになる有機樹脂が違えば耐久性も違います。少し無機物が入っているだけで無機塗料と言えるので、使用する際には十分見定めてから使用しましょう。