住宅は経年劣化により全体的に劣化が進行してしまいますが、その中でも最も劣化が激しい場所があります。皆さんはどの場所かご存じですか?住宅の中で1番ダメージを受ける場所は“屋根”になります。その理由を今回ご紹介していきたいと思います。
〖屋根が1番劣化する理由〗
1⃣紫外線・太陽の熱
屋根は外壁とは違い、影になる部分もなく四六時中太陽の熱や紫外線を受けています。長い時間紫外線や熱を浴びるため劣化の進行が早まってしまいます。
また、住宅を守る塗膜も紫外線の影響でラジカルという劣化因子を発生させてしまうため、屋根の塗装が外壁よりも早く劣化しまうというケースもあります。
2⃣雨
屋根は雨が降ると直接ダメージを受けやすく、雨水が屋根材に接触し、カビの繁殖や腐食を引き起こしてしまう可能性が大きくなります。経年劣化でひび割れが生じていた場合、雨水の侵入や雨漏れを引き起こすリスクも高まります。
3⃣凍害による破損
寒冷地や雪が多く降る地域では屋根が凍ったり解凍したりを繰り返しやすく、塗膜の膨張や屋根の破損を引き起こしてしまいます。雪が解けると屋根材が水分を吸収し、そのまま凍ってしまうと屋根材が引っ張られ屋根が破損してしまうというトラブルも存在します。
今回は劣化しやすい屋根についてご紹介しました。次回は屋根の適切な塗り替え頻度をご紹介していきたいと思います。
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