モルタル壁は外部からの影響や経年劣化でひび割れを起こしやすい外壁材になります。ひび割れは美観を損ない雨が降ると雨水の侵入を起こす可能性が大きくなるため注意が必要です。では、どのような事が原因でモルタル壁はひび割れを起こすのでしょうか。以下にまとめてみました。
乾燥による収縮
モルタルが施工後、乾燥硬化する際に収縮が生じます。この収縮により、微細なひび割れが発生することがあります。施工後2~3年間は乾燥が続き、この期間にひび割れが発生しやすくなります。
紫外線や雨による経年劣化
外壁塗装の塗膜は、時間とともに紫外線や雨によって劣化し、防水機能が低下します。外壁が水分を吸収して膨張し、その後の乾燥で収縮することで、ひび割れが生じます。特に2階の周辺やベランダ、サッシの周辺でのひび割れが多く見られます。
地震や振動
地震や車の通行などの振動により、建物や外壁が歪むことでひび割れが生じることがあります。特に地震の揺れによるひび割れや、車の通行が激しい場所での振動によるひび割れが顕著です。
寒暖差による膨張・収縮
モルタルは気温の変化によって膨張したり収縮したりします。通常の範囲では問題ありませんが、寒暖差が大きいとモルタルが追随できず、ひび割れを引き起こすことがあります。
これらの要因により、モルタル外壁はひび割れを生じることがあります。今回はモルタル壁のひび割れについてお話ししました。次回、モルタル壁のひび割れ補修についてお話していきます。
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